Walking in the rainとバカラック
ニューアルバムの中から「Walking in the rain」を紹介します。このアルバムの中でも1番70年代っぽいメロディじゃないかなと思います。僕の敬愛する作曲家バート・バカラックに寄せて書いた曲です。彼は80年代以降も活躍されましたが、中でも70年代の曲達はそのどれもが70年代を彷彿させるようなメロディが多くて、彼に少しでも近づこうとこの曲は前奏のピアノとそのコード進行からバカラック色で始めてみました。3連符のコード刻みは正に彼の「愛を求めて」のリズムと同じ。Em-Am9繰り返しのコード進行も彼からの贈り物。「雨にぬれても」とかにも言えるリズム刻みです。このリズムを聞くと即ち70年代の自分や風景に帰る感じです。rain got falling on my headの歌詞からも少し使わせていただきました。彼のメロディの多くは夕暮れや雨の日に合いそうなノスタルジックなメロディが多いこと。Em,Dm,Am,Fmai7コードの使い方が絶妙なこと。僕も何度となく彼に近づきたくて挑戦してきたコードたちですが、なかなか彼のようにはいきませんが、、、
でもこの曲はアルバムの色調整みたいな感じで最後に作ったのですが、意外と我ながら良い仕上がりになったと思っています。彼の沢山の曲に寄り添いながら作ることができました。改めてバカラックさんのメロディが好きです。
真夜中のドア 80s
最近世界中で80s(正確には79s)の「真夜中のドア」が再びストリーミングなどで注目というかヒットしてますね。敬愛する林哲司先生の代表曲のひとつだと思うのですが、僕個人としましては多分先生の曲のベスト5に入る好きな曲でもありましたし、大好きな曲でしたので日本に終わらずにアジアやヨーロッパの世界に出て行ってくれたこと、しかも40年後に!ということがこの曲の不変さを改めて知ることができてとても嬉しいです。やったーー!
林先生のメロディの好きなところはFやDmを基準としてF,Em,Dmなどのサブドミナントコードや半音ずつ下がるクリシェを効果的に使う、中間色的なイメージの曲が多いことなんですが、この「真夜中のドア」はそのどちらも取り入れたなんと贅沢なコード進行の曲だと思うのです。こんな曲なかなかないです。しかもそれらが主張しずぎず、ちょうど良いあんばい。切なさMAXなメロディだと思います。
当時実家のあった九州へ夏休みの帰省時に東京から大垣行の夜行列車に揺られ、寝台車ではなく普通座席車でしたので、大して眠れず一緒に帰る親友とウォークマンでイヤホンを2個つないでシェアして、この曲を何回も聞きながら車窓を眺めたのを思い出します。当時僕自身は特別な恋などしていなかったのに、まるで苦しい恋でもしているかのような切ない気持ちで聞いていたことも思い出します。いつでもあの頃に戻れる曲なんです。インドネシアの歌手「Rainych」さんが今風にリメイクしていてもちろんそれもとてもカッコいいのですが、僕はやはり「松原みき」さんのちょっと乾いたハスキーヴォイスがたまらないですね。
Nostalgic Future 歌詞
1 いつでも You r my STAR
いつでも You r my STAR Tiny Baby You r my STAR
いつでも いつでも
You r my STAR
駆けっこSpeed So cool
前向きな君はKyun Kyun
Hey Hey Hey
臆病なとこドンマイ
ヘタレにならずIt's OK!
しゃがんで抱き締めるよ
Please don't cry
Pretty Baby You r my STAR
いつでも いつでも
You r my STAR
Sweety Baby You r my STAR
いつでも いつでも
You r my STAR
君が大人に?no pumpkin
いつか恋するのかな
I'll miss U
笑顔はSpecial
幸せにさせるよ
ずっと変わらないでいてね
思い出 沢山
作っていこうね
Smile 4 me,Every day!
You r my STAR
Cheeky Monky You r my STAR
いつでも いつでも
You r my STAR
2 あたりまえに
詞/曲 SHIEGO
あたりまえに 目が覚めて あたりまえに ごはん食べて
Umm なんか幸せ
あたりまえに 恋して
あたりまえに 喧嘩して
Umm 明日が見えない
後戻りしたくなる
幸せでいたいから
誰のせいしたくない
ままならない haaa
あたりまえに 傷ついて
あたりまえに 手を繋いで
Umm なんか幸せ
あたりまえに 駅降りて
あたりまえに 夢をみて
Umm 今日が過ぎてく
疲れて泣いてたって
どうにか生きていくさ
貝殻ぽっちの
魂でも haaa
必要なもの
断捨離 極めりゃ
Heart かな Haaa
あたりまえに 愚痴ってたり
Umm なんか幸せ
あたりまえに 肩寄せ
あたりまえに 愛を語ろうよ
3 藍より深く
誕生日が近づいているね
もうじき2年
蜩遠く 黄昏の中
川縁り沿って
続いてるようで
どこかで終わる道
たゆたう気持ちも遥かに
静かな炎
Leave me alone
暮れて行きたい
ひとり
藍の縁まで
解き放っていく
もう目にすることもない
Number
飛び石にして haa
瞑色に溶けゆく
心の闇の世界へと
あなたと2人
Leave me alone
幸せな時間
Silence world
彼は誰の時
誰も責めないけど
映像は鮮明にまだ
フォーカスされて
Leave me alone
暮れて行きたい
ずっと
藍より深く
Leave me alone now
Leave me alone now
暮れて行きたい
Leave me alone now
Leave me alone now
Leave me alone now
濃藍の靄へ
4 Keep on wishing,Carry on
悲しい想いは tell me
打ち明けてほしい so
遠く離れても should be
未来はあるはず そうさ
この広い世界の
3時間で辿り着ける
近くにいるよ
たとえ今君のこと
抱き締められないとしても
Keep on wishing,Carry on
懐かしい時間が遠くで見てる(ふたりを)
Relationship,so Carry on
心で距離埋めたい
雨降りの朝の電車で
土曜日のひとりの時
君を 君を思い出すから
time after time
Realな現実 sorry
それぞれ生きてる Umm
へこみそうな気持ち call me
いつか会えるまで ふたり
強さと弱さが違う
普段着のまま付き合える
Keep on wishing,everyday
読みかけの小説みたいな君は(so poker face)
Relationship,so anytime
Epilogueをめくれば
泣いたり怒った話でも
最後はきっとHappy end
君が 君が守ってるから
淋しくても
翳りのない空のblue
心の中描いたブルーと
重なって苦しくて泣いた
懐かしい時間が 明日を見てる(ふたりの)
Relationship,so Carry on
幸せを見つけよう
眠れないひとりの時も
友だちと笑う時も
君を 君を思い出すから
きっといつも
time after time
5 涙はらはら
駅までの小道は
トランクは転がせず
一緒に抱えて
手がかじかんで 進まない
一面を白い世界へと
変えていく
これまでの辛い出来事も
まるで無かったように
見えてくる
お互いの肩の雪を払って
パンパンと音を立てて
「元気でいてね」と
都会ならきっといい事あるよ
離れたら
忘れて過ごしてほしい
時が止まったみたい
でも列車の音が
ふたりを分かつ時告げる
山茶花ゆらゆら
見送ってる
何も言えないまま
汽笛が遠くへ君を
連れて行く
粉雪舞う背中 涙はらはら
薄紅の桜のよう
思い出はらはら
辛い事 過去を雪に埋めたら
時は行く
ふたりは旅立つんだね
でも春は 傍まで来てる
粉雪舞う背中 涙はらはら
薄紅の桜のよう
思い出はらはら
無口でも優しい君の姿
いつまでも
忘れることはないでしょう
涙はらはら
6 Happy Birthday To You
桜の絨毯を抜けて
キャンパスのグランドへ
何世代も下の選手が
夢に汗を流しているよ放課後いつも坂道を
笑い転げ歩いた
流行りのうた
歌いながら
まるで昨日のように
どこの街にいても
この日は君のこと
思い出すよ 幸せにって
祈ってるよ
To you
背中を押してくれた
花びらの中 歌い出す
どんなつらい時でも
Happy Happy Birthday To You
特別な日はいつも
あの頃に帰って
二人だけの日々にいるよ
忘れないって
To you
Happy Happy Birthday To You
ずっと会えなくても
二人は変わらずに
上を向いて歩いているね
寂しくたって
To you
7 Nostalgic Future
It's all right
I don't mind
I won't give up
No more fight
No more hate
理由なんてない
誰も知らない
続いて 続けて
歩いて行く
光を追いかけて
Peace of me
Peace of me
翳りのない
時空を超えた
かの場所
Come on baby
My Nostalgic Future
Come on baby
きっと見つける
Come on baby
My Nostalgic Future
Come on baby
いつか見せたい
Heal of place
You make me go
No more tears
No more sad
いつかまた逢える
すくい取って
その時 気づくさ
幸福(しあわせ)のFuture
夕暮れの彼方へ
I find you I find you
今がたとえ
世界が闇の中でも
Come on baby
My Nostalgic Future
Come on baby
物語はね
Come on baby
My Nostalgic Future
Come on baby
次の世界へ
Come on baby
My Nostalgic Future
Come on baby
光の先へ
Come on baby
My Nostalgic Future
Come on baby
僕は生きたい
Come on baby
8 君に会いたくて ~with my famile 詞/曲 SHIEGO
「おかえり」と声をかけた
毎日が今はとても遠い
すれ違う日も あったね
視線合わすことさえ ためらい
部屋に立ち尽くしてた
触れあいという大切なもの
気づいたよ
駄目な大人だね
この空しさは 初恋みたい
傍にいたって ろくに話せない
不器用なところは
変えられないけど
迎えに行くように 歩いている
幸せという 淋しさ連れて
いつまでも 帰らない道を
夏へ行く 夕暮れ時
黄昏の色に 包まれてる
君が出てから もう3月
半袖にも ようやく慣れたよ
幸せ祈っているよ
生きていく力もらっている
夢に進む背中
眩しいよ
代わりになるもの探してきた
溢れる世界 色褪せたように
ひとりの時間だけ
ただ過ぎて行った
かけがえのない人だってこと
いつだっていい 帰って来たら
心を抱きしめてあげたい
いつだって応援するから...
9 Walking in the rain
風立ち 土埃の香り
Rain Drops
手を仰いで 頬を伝う
思い出
世界が変わったとしても
繋がることは 止めない
口笛を吹いて行こう
Falling on my head
どこか懐かしい街角
グレイと緑の萌える空
夏へと向かってるのに
行く先のない
憧れ
悲しみはいつか癒える
Wipe your tears
違う傷みを
Shareしよう
あなたのメロディに帰り
Take me to my home
Nostalgicな
Last scene
10 Romantic Airplane~空想的飛行
まもなく当機は離陸します
無数の天燈の滑走路へ
滑るように夜空へ
街灯りを見下ろし
welcome のsodaに
頬寄せる
出張帰りなのに
Romantic Airplane
旅立つような気持ち
古い小説読み
いつしか眠りに
落ちて行く
青い月と銀河の星たちが
グレイの雲に機影を映して
向かっている
気がする
淡い色の空想に
目を閉じる
あなたに近づいて
Romantic Airplane
懐かしさに揺られ
エンジン音とサイレント
Romantic Airplane
そして時は巡り
ライトが灯ったら
現実の世界へと
降り立つ
Nostalgic Future 曲紹介
1 「いつでもYou r my STAR」
フェイスブックなどで、ご自分の家族や子どもさんたちとのエピソードなどを書き込み を読んだりしていて、本当にその人が愛おしいんだなぁと心動かされ、書いてみた曲です。
アルバム「Nostalgic Future」の根底にもこのような意味が込められています。
だから、未来は楽しみなものだけど、ノスタルジックにもなる。
2 「あたりまえに」
約2年前に配信済みの曲です。
初めてカントリーミュージックのようなメロディーに挑戦してみました。
この曲は「コロナ禍」の前に作った曲ではありますが、あたりまえに生きられる事への
感謝の気持ちを歌詞に書いてみました。その1年後コロナが始まって、あたりまえに生きられなくなった今、なんか時代とマッチしてしまったと、我ながら驚いた曲です。
あたりまえに仕事行って、ぶつくさ文句や愚痴を言えるってなんて幸せな事なんだろうと
あらためて思います。
3 「藍より深く」
横浜の本牧から桜木町まで夕暮れのバスに乗っていた約1時間の間で、サラサラ~とメロディが降ってきて、思わず書き留めた曲です。普通サビだけまず浮かぶとか、そんなパターンが多いのですがこの曲はAメロから順番にスラスラと1コーラスできていったパターンです。コード進行がちょっと複雑で、自分で書こう!と思ってピアノに向かっても書けない曲だと思います。
偶然の産物。
一見解りづらいメロディーですが、聞き慣れると意外と中毒性があるかも!?
バスの中で隣の席で作曲作業を見逃してくれたTさん、ありがとう!
4 「Keep on wishing,Carry on」
元々ヤンヤンという人に書いた曲ですが、ほぼ未発表のまま16年が過ぎて、ちょうど
アルバムコンセプトにも合う曲だなと思い、この度発掘作業をいたしました。
遠距離恋愛になっても頑張ろう!とする主人公です。
タイトルを直訳すると、「希望を持ち続けよう、そして続けて行こう・・・」です
5 「涙はらはら」
約2年前、父や大学時代の友人を立て続けに亡くし、ふさぎ込んでいた時、偶然台湾の
友人から曲に日本語の歌詞をつけてほしいと依頼されて、受けようかどうしようかしばらく考えましたが、これも何かの縁だと思い、お受けしました。
メロディも少し台湾風にエモーショナルだったので、日本風に少し書き直すことを承諾いただいてメロディーも薄味(中華そばから日本そばに打ち直した感じ(^-^;)にしました。
そして、またとない台湾の友達からの日本語の作詞依頼でしたので、美しい日本語の響き
「さらさら」とか「はらはら」とか他にも、これまで自分の曲では意識しなかった程、
日本語の響きと季節感を意識して詞を書かせていただきました。
原風景は子どもの頃の冬の南由布駅の風景です。
ちょうど季節的にも、そして今の世相にも合うかな?!と思いこの曲でMVも作りました。
雪景色も1泊で新潟まで撮りに行きました。天気は賭けみたいなものでしたが、ちょうど雪が降ってくれて良かった
6 「Happy Birthday To You」
これまでたくさんの友人たちに支えられてきたことを思い返し、感謝の気持ちで書いた曲です。ちょうど母校の高校と大学には坂道と桜並木があるのが共通していたので、桜の絨毯の中を歩いていたあの頃を思って、歌詞は書きました。
メロディはレトロな3コードみたいに意外とシンプルに作りました
7 「Nostalgic Future」
タイトルからすると湿っぽく感じると思いますが、内なるエモーショナルな感情を爆発させたような未来に向かっていくぜーーというような気持でEDMっぽいビートに乗せて書いてみました。
コード進行はできるだけシンプルに、最小限で言いたいことを伝えるようにしました。
元はと言えばとある歌手の方に向けた曲でしたが、やはりコロナ禍で企画がなくなり返却された曲を少し自分向けに書き直した曲です。
ジャスティン・ビーバーとマドンナを足して2で割ったような感じ!?(ちょっと80’Sのモータウン系もブレンドして)
元々ある歌手の方に向けて書いた曲ですが、子供さんのいらっしゃる方でしたので、この曲も愛おしい子(家族)と離れて暮らすようになって初めて気づいた感情・・・不器用な気持ちをテーマにしました。
歌の中だから、心の中だからこそ素直に言えるような言葉をたくさん使いました。
面と向かってはなかなか言えないですもんね?
メロディは私らしく!?転調が多くて自分では弾き語りできそうにない曲になってしまいました(^-^;
9 「Walking in the rain」
コロナ禍などでアルバム制作が遅れて、当初は7、8曲のアルバム予定だったのですが、遅れついでにもう少し書き足そうと思って作った曲です。
作曲家で影響を受けた人は沢山いますが、その中でも中学校、高校時代に衝撃を受けたバート・バカラックさんにありがとうの気持ちを込めて書いてみました。
自分のこれまでの曲の中でもいろんな部分に彼の影響を受けて書いた部分はあるのですが、その中でも私の幻のデビューアルバム(#^^#)「カマルグ」という大学生の頃にエレクトーン1発取りでオケを録音して
それに歌をやはり1発取りで録音して、カセットで友達に配布していたもので(懐かしい)
ラスト10曲目の「Oh My Love」のメロディがバカラックっぽいなぁと思い出し、そのAメロを出だしのスキャットに使い、そこからバカラックに寄せてメロディを書いて行きました。
そして歌い方もちょっとだけ彼に寄せて、少しシャクり上げるように歌ってみました。
なんか彼のいろんな曲に帰っていくようで、作りながらとても楽しかったです。彼ならこう展開するだろうなどど想像しながら書くのもとても楽しかったです(少しずつ聞く人の想像する展開を裏切りつつ、でもできるだけ美しく)
10 「Romantic Airplane」~空想的飛行
アルバム全体を見渡して、過去と現在とノスタルジックな未来を行ったり来たりするような世界になっていたので、それを飛行機に搭乗している間だけ、思い返してみるような主人公で歌詞を書いてみました。
ジャケットにも通じるような世界にしてみたくて。
メロディは目立たない転調を繰り返していて、きっとこれもまた自分では弾き語りはできないだろうなぁと思いながら書きました。最後でアルバムの色調を合わせたような曲にしたかったので・・・
実は一昨年台湾高雄に行った時の夜間飛行が曲想のヒントになっています。
そして短い旅は終わり、また現実の世界にタラップを降りて戻っていきます。
またそれぞれの人生悔いのないように頑張って生きていきましょう
70年代80年代音楽好きな作曲オヤジがブログ始めました~!
初めまして。
70年代80年代洋楽歌謡曲好きな自らも作曲やってます、SHIEGO(しーご)と申します。日本や台湾でこれまで曲を発表させていただいてます。台湾でのアーチスト名は「今井茂之」(Jinjingmaozhi)となります。
以前はホームページを持っていましたが、もう少し気楽に肩ひじ張らず綴っていきたいと思いブログを始めてみました。よろしくお願いします!
まずは今年の2月に配信しました自分のアルバム「Nostalgic Future」紹介からさせていただきたいと思います。
それから徐々にいろんな曲への思い入れや、曲作り時の思うことなど綴っていきたいと思います。