Walking in the rainとバカラック

ニューアルバムの中から「Walking in the rain」を紹介します。このアルバムの中でも1番70年代っぽいメロディじゃないかなと思います。僕の敬愛する作曲家バート・バカラックに寄せて書いた曲です。彼は80年代以降も活躍されましたが、中でも70年代の曲達はそのどれもが70年代を彷彿させるようなメロディが多くて、彼に少しでも近づこうとこの曲は前奏のピアノとそのコード進行からバカラック色で始めてみました。3連符のコード刻みは正に彼の「愛を求めて」のリズムと同じ。Em-Am9繰り返しのコード進行も彼からの贈り物。「雨にぬれても」とかにも言えるリズム刻みです。このリズムを聞くと即ち70年代の自分や風景に帰る感じです。rain got falling on my headの歌詞からも少し使わせていただきました。彼のメロディの多くは夕暮れや雨の日に合いそうなノスタルジックなメロディが多いこと。Em,Dm,Am,Fmai7コードの使い方が絶妙なこと。僕も何度となく彼に近づきたくて挑戦してきたコードたちですが、なかなか彼のようにはいきませんが、、、
でもこの曲はアルバムの色調整みたいな感じで最後に作ったのですが、意外と我ながら良い仕上がりになったと思っています。彼の沢山の曲に寄り添いながら作ることができました。改めてバカラックさんのメロディが好きです。